子供のプログラミング教育、目的はゲーム作り!?

前回、プログラミング教育を、幼稚園などの早い時期からやることの効果について伝えましたが、一方で、小学校低学年以下に教えるのは難しいことも話しました。
今回は、これをどうやって乗り越えていけばいいのか書きたいと思います。

乗り越えるために一番大事なところ

何かを乗り越えるためには、目的と障害を克服できる最小限のスキルが必要です。
目的の強さが障害を乗り越えるための原動力になり、障害を克服しながらスキルを獲得していきます。

そして、この障害を乗り切ったときに、獲得するスキルだけでなく、

1.ものづくりの意欲
2.新しいものを生み出すチカラ
3.自ら学ぼうとする意欲
4.やり抜くチカラ

が育まれます。
ではまず、子供がプログラミングをやるときの目的と障害について考えていきましょう。

これまでのポイントの整理

まず、これまでに出てきたポイントを整理します。
障害については、下記のようなものが挙げられていました。

1. パソコンを触ったことがない。
2. 英語が出てきて教えられない。
3. 抽象的な概念を理解できない。

子供がつまづきそうなところ、大人が子供に教えるときにネックになりそうなところが挙げられていますね。
目的については、これまでの記事で触れてきたのは以下でした。

1.プログラミングには将来性がある。
2.非認知能力がつく。
3.学校教育の足りないところを補っている。

しかし、これは親が子供にプログラミングを習得して欲しい理由であって、子供がプログラミングをする理由ではありません。
子供は何を目的にプログラミングを学びたいと思うのでしょうか?

子供目線での目的

何かを学ぶということは、どういうことでしょうか?
自分の過去を振り返って、何か目的のために、色々な困難を乗り越えて、最終的に目的を到達する。
その困難を乗り越える途中で得たもの・・・これが学びだったりしませんか?

例えば、自転車で分解してみましょう。

1.「自転車に乗りたい」という目的がある。
2.「よろめいたり」「こけたり」「怪我をしたり」という困難を乗り越える。
3. 自転車に乗れるようになる。
4. 「体のバランスの取り方」「運転中の視線の持ち方」「漕ぎ出しの足の踏ん張り」などを学ぶ。

では、プログラミングではどうなるのでしょうか?

目的は「プログラミングしたい」でしょうか?
そういう子供もいるでしょうが、一般的には違いそうな気がしますね。

ほとんどの子供にとって、「プログラミングは手段」ではないでしょうか?
では、何の手段だったのでしょうか?
ヒントは、前回も紹介したこの動画にあります。何のために、プログラミングを始めたのでしょうか?

facebookを作ったマーク・ザッカーバーグ氏の言葉
「ただ、やりたいことが一つあって、自分と自分の妹たちが楽しめるものを作りたいと思っていたんです。初めはすごく小さなプログラムを書いて、そこに少しだけ何かを足して、そこから本とか、インターネットで、新しく調べなくてはならないことが出てきました。

出典: What Most Schools Don’t Teach(ほとんどの学校で教えていないこと)

答えは、「何かを作りたい」です。
この「何か」の部分には、人によって違うものが入ります。
実際にプログラミングを子供の頃から始めた人にきっかけを聞いていると、かなりの高確率で出てくるのが、「ゲームを作りたい」ということです。
他にも「ロボットを作りたい」「〇〇ちゃんをびっくりさせたい」など、いろいろな目的があリます。

ただ、子供が自然に、「ゲームを作る手段」としてプログラミングを発想するのは難しいでしょう。
そこで、おそらく大人が、「プログラミング」で、子供のしたいことができるということを、見せなければならないでしょう。

他人が楽しそうに何かを作って見せるのが効きそうです。
この他人は、友達とかいいと思いますが、親でもいいですし、上の子でもいいと思います。

まとめ

「うまく乗り越えるため」には、まずプログラミングをやりたくなるような目的に誘導しなければなりません。
そして、その目的は子供目線で楽しいものである必要があります。
次回は、もう一つの問題の難しさについて書いていきます。

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