子供のプログラミング教育、何歳から始めるのがいいの?

文部科学省が2020年から小学校でプログラミングを必修化します。ただ、本当に小学校からでよいのでしょうか?しかし、早すぎてもダメなのでしょうか?

幼稚園の段階から始めた方がいい

アメリカの大学が、STEM教育(Science:化学, Technology:技術, Engineering:工学, Mathematics数学)の効果測定のために7500人の子供について、「いつから教育を受けるとよいのか」を含めて、多岐にわたって調査した結果があります。

それによると、意外にも幼稚園の段階での教育が、中学生ぐらいまで影響し、さらには高校での成績にもつながっていることがわかりました。

幼稚園での一般教養が、一年生での一般教養に強く影響し、それが小学3年生から中学2年生までの科学の成績に影響します。

出典: Science Achievement Gaps Begin Very Early, Persist, and Are Largely Explained by Modifiable Factors

非認知能力にも効果がある

これは、前回の記事で話題にした総務省の調査レポートの内容でもあるのですが、「想像力」「好奇心」「やり抜く力」などの非認知能力にも「効果あり」というアンケート結果が出ています。

「新しいものを生み出す創造的な力」、「自ら学ぼうとする意欲」、「ものづくりの意欲」、「ものごとをやり遂げる粘り強さ」の順で、 効果ありとの回答が多くなっている。

出典: プログラミング⼈材育成の在り⽅に関する調査研究

これらの非認知能力の効果については、関連記事: 「幼児教育は「効果なし」説の検証!? データで見る幼児教育の効果」でも紹介させていただきましたが、いわゆる学業だけでなく、将来的な経済的な豊かさにも効果があることがわかっています。

教えることが難しいという話も・・・

まず、プログラミングを教えるということはどうでしょうか?
例として12時より前は、「Good Morning」それ以降は、「Good Afternoon」と表示するプログラミングを書いて見ました。

if datetime.now().hour < 12:
    print(“Good Morning”)
else:
    print(“Good Afternoon”)

難しいと感じなかったでしょうか?
まず、一般的にプログラミングを学ぶ時には、「プログラミング」自体と、「英語」という二つの壁が同時に立ちはだかります。この問題は、調査レポートにも出てきます。

小学校低学年は教えるのが難しいということもある。
初めてパソコンを触ったという子も 多く、導入指導も大変。
中学生は部活動と学習塾でスケジュールが埋められている。
小学校低学年だと抽象的な概念を理解できない。
プログラミングを教える上で、関数名やパラメータが英語であることは小学生に教える上 での課題。

出典: プログラミング⼈材育成の在り⽅に関する調査研究

まず、プログラミングの難しさは、コンピュータに向かって命令するわけですから、正しい内容を正しい順序で、きっちり記述する必要があります。間違えてしまうと、プログラムは正しく動きません。
また、間違えたことを教えてくれたりはしないので、そのプログラムの動きを見て、どこを間違ったのかを推測しなければなりません。

これですら大変なのですが、これを「英語」でやらなければなりません。

うまく乗り越えながらうまく教える方法はないでしょうか?
次回は、そのあたりについて書いていきたいと思います。

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